あらすじ
──選ばせてやる。王女としての矜持を捨てて帝国で生きるか。最期まで抗い、愛する家族と共にここで死ぬか。
帝国により国を殺され、尊厳をも奪われたうら若き王女ビビアナ。彼女を庇護するものは、己が帝国にとって無害な存在であるということだけだった。
無力な彼女は家族の残した「生きよ」という言葉を胸に、全てを受け入れ敵国に行くことを決意する。最初こそ帝国に怯え、家族の望みに背かぬことを目的としていた彼女であったが、周囲はそんな少女を放っておこうとしない。帝国にて渦巻く嵐や更なる悲劇に呑まれ、彼女の考え方もしだいに変わってゆく。ついには憎き男の傍に置かれることとなり──。
※一部に残酷、女性軽視、直接的ではありませんが性的な描写を予告なく含みます。お気を付けください。
※舞台となる国や時代、制度などは全て架空です。現代の価値観にそぐわない設定・描写もございます。