カクヨム2025/12/30
あらすじ
「あなたは私が守ってあげる。……だから、もっと『特別』な修行をしなきゃね?」
魔力なしの無能と蔑まれ、泥を啜っていた僕。そんな僕を救い、献身的に支えてくれるのは幼馴染の聖女リアネだけだった。
「拳が砕けても、私が治してあげる。……ねえ、私を信じてくれる?」
彼女に言われるがまま、僕は素手で鋼鉄の樹を殴り続け、肉を爆ぜさせ、骨を砕く。地獄のような痛み。だが、彼女の魔法で完治するたび、僕はそこに「愛」を感じていた。
……僕は知らなかった。
僕がのたうち回る背後で、常に「隠しカメラ」が回っていたことを。
僕の流す血と絶望が、世界中で『最高に映えるコンテンツ』として換金されていたことを。
降り注ぐのは、僕の苦痛と引き換えの天文学的なスパチャ。
彼女の微笑みの裏で、僕の人生は「金を生む見世物」として消費されていた。
これは、搾取され壊れていく僕と、僕を壊すことでしか愛せない狂った聖女の物語。
連載情報
ウェブ小説
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