あらすじ
世に物語は数あれど完結した話はそう多くはない
志半ばで筆を折られた者
興味を失ってしまった者
その理由は様々だ
だが、残された物語はもっと残酷だ
彼らは知らないのだ
何故世界が進まないのかを
未完の物語
これは彼らの声を聞いてしまった一人の語り部の話
彼は自分で最初の一筆を入れることができない人物だった
だがそんな彼が偶然にも未完の物語に筆を入れてみるとどうだろうか
本は輝きだし登場人物は話し始めたのだ
すると次々に本がやってきては筆を入れてくれと懇願した
彼はその願いを受けいれ
未完のストーリーテラーとなることを決意したのだった―――