あらすじ
冒険者ギルドに登録しただけの剣士アロルドは、強制的に四人の問題児とパーティを組まされてしまう。
冷静すぎる魔導士セレナ、軽口ばかりの斥候ルシアン、善意が暴走する神官イリス、そして事故製造機の召喚士見習いノア。
スライム駆除で町を混乱させ、回復魔法で住民を元気にしすぎ、交渉依頼でなぜか契約トラブルを起こす――
彼らはいつも「ちょっとした依頼」を盛大にこじらせながら、それでもなぜか最後には事態を収拾してしまう不思議なパーティだった。
世界のどこかでは災厄が目を覚まし、ギルドは何かを隠している。
それでも五人は今日も依頼を受け、町を守り、被害報告を書き、報酬を減らされる。
これは、世界を救う英雄譚ではない。
世界が壊れないよう、日常を必死に維持し続ける五人の、騒がしくて少しだけ真面目な冒険譚。