あらすじ

リサイクルショップで購入した古い老婆の置物をきっかけに、女性の暮らす家で不可解な怪現象が起こり始める。観葉植物は一夜にして枯れ果て、暖房をつけても室内は凍りつくような寒さに包まれ、家の中では顔を見せない老婆の後ろ姿が徘徊するようになる。さらに電化製品は次々と故障し、住人の気力を奪うかのように部屋は急速に荒れ、やがてゴミ屋敷と化していく。 恐怖と絶望の中で助けを求められた霊能力者・間宮響子は、問題の置物が単なる呪物ではなく、かつて人々の信仰を集め、今は忘れ去られた“神格”に近い存在であることを見抜く。その老婆の霊は、捨てられた物や人の負の感情を糧にして家に根を下ろし、持ち主の生活と精神を静かに侵食していた。 響子は強大な悪霊と対峙し、信仰と忘却の狭間で歪んだ存在を祓うことに成功するが、完全な終焉ではない。事件後、平穏を取り戻した家の外で、再びリサイクルショップに並ぶ同じ老婆の置物が示され、恐怖が形を変えて循環し続けることが暗示される。

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小説を読もう2025/12/30
  • 現在の作品値札のついた神-間宮響子-