あらすじ

初めて家出した夜、行き場を失った16歳の少年は、深夜の公園で一人ブランコを漕ぐ少女と出会う。 どこか達観した態度を見せる彼女は、11回目の家出中だと語った。  同じ家出仲間として言葉を交わすうち、少年は彼女に背中を押され、家に帰る決意をする。  だが彼女自身は帰ろうとせず、公園に残る選択をするのだった。  翌日以降も少年は公園に通い続け、次第に彼女の置かれた現実を知っていく。 「助けたい」と願う少年に対し、彼女は冷たく突き放す。  自分を救えない相手の善意は、かえって残酷だと。 それでも少年は諦めなかった。  自分には彼女を救えない。だからこそ、彼女自身が強くなる道を探そうとする。 無力な16歳の少年が差し出した答えは、あまりにも突飛で、不器用で、真っ直ぐだった。 ――「〇〇〇〇〇〇」  誰かを救う物語ではない。  結局人は勝手に助かるだけなのだ。

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カクヨム
カクヨム2025/12/30
  • 現在の作品初めて家出した僕が出会ったのは家出11回目の彼女だった