あらすじ
非暴力を国是とする島嶼の立憲国家。
多宗教と無宗教が共存し、戦後秩序を信じてきたその国は、ある日、静かな侵攻を受ける。
唯一神を掲げる宗教国家は、武力ではなく「人」を送り込んだ。
留学生、労働者、知識人
彼らは銃を持たず、言葉と信仰によって、国の理念を内側から揺さぶっていく。
同時に、周辺諸国は調停と支援を口にしながら、利益と野心のために混乱を利用し始める。
さらに国内では、有力政治家が「現実的対応」を理由に、理念を切り崩していく。
撃てば、国は生き残る。
撃たなければ、国は壊れる。
これは、銃声のない戦争で
国家そのものが主人公となる、現代戦記である。