あらすじ
王国で“無能”と断じられ、山奥へ追放された地脈調律士レイ。
戦えない、魔法も派手に使えない――
ただ「大地の流れを整える」だけの力は、王都では価値がなかった。
だが、捨てられた山奥でその力は真価を発揮する。
魔物が近づかず、水が湧き、作物が育つ“静かな居場所”。
逃げてきた少女ミリア、元戦士のグラン、行き場を失った人々。
レイは戦わず、支配せず、ただ整えることで居場所を守っていく。
やがて山奥の異変に気づく王国と教会。
「管理されていない力」は、再び奪われるのか――
これは、
価値を測り間違えた世界に、静かに突きつける成り上がり譚。