あらすじ
※本小説には露骨な性表現はありませんが、大人の恋愛を扱うため、念のため過激表現ありのレーティングマークを付与しました。
公爵家の大広間はクリスマスを前に、きらびやかな光に包まれている。
華やかなクリスマスパーティで、主人公エルサは親友アレクサンドラを見つめていた。
幼い頃から、学園の最強の悪役令嬢コンビとして並び立ってきたふたり。
互いを最もよく知るふたりの関係は、親友という言葉だけでは収まりきらない深い愛情で結ばれていた。
今やふたりはもう立派な大人。学園を卒業して、社会的な立場を得て、結婚もした。
しかしアレクサンドラが選んだ結婚相手を、エルサは認められない。
暖炉のそばには、エルサが贈ったポインセチアの花束。
幸福なクリスマスの夜は、静かに、確かに続いていく。
これは、同じ道を歩けなくなった二人が、それでも隣に立ち続けることを選ぶ物語。
悪役は悪役として華々しく、嫌味ったらしく、狡猾で、恐ろしく、堂々と立っている。嫌な女は嫌な女のままで。それが彼女の生き方だから。