あらすじ

推しが死んだ。神様になった。私だけに見える。しかも実家の神社に祀られている。

五年間、感情を押し殺して応援し続けたアイドル、氷室朔。引退から半年後に急逝したその人が、なぜか長野の過疎地にある実家の神社に祀られていた。

東京での派遣生活に疲れ果てて帰郷した私、鈴原ひなたは、祖母から巫女を任されることに。そこで待っていたのは、頭上にペンライト型の光輪を浮かべた推しの姿だった。

「お前、握手会でいつも俺のターンの角度にケチつけてた奴だろ」

覚えられてた。最悪の形で覚えられてた。

神様なのに敷地から出られない。私にしか見えない。記憶も曖昧。おまけに元クールキャラのくせに意外と拗ねる。そんな推しのために私は関連グッズを作り、SNSを運営し、時には踊りを教えることになる。

ファンが神をプロデュースする、前代未聞の推し活が始まる。

なぜ彼はこの神社に祀られたのか。彼が生前この町に通っていた理由とは。記憶の欠片を拾い集めるうちに、私たちの縁は思いもよらない過去へと繋がっていく。

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アルファポリス
アルファポリス2025/12/29
  • 現在の作品推しが神様になりまして