あらすじ
登場人物
▼赤刃(あかば)明花(めいか)…セーラー服の中学生 拳銃に愛されたミナヅキ一族
▼ベテラン刑事…赤刃明花による殺人現場を目撃、彼女を連行した
▼性別不詳の謎の人物…赤刃明花をスカウトしにやってきた、ミナヅキの人間……?
たぶん。
――撃った、らしいのだ。
覚えていなかった。ううん、覚えてはいるんだけど、その……実感がない。
黒い囲いがあるような、映画を見ているような感覚だった。
自分のことなのに他人のことのように思えてしまっている。つまり他人事だった。
わたしに関係なくない? でも、事実はわたしが当事者なのだった……。
関係ないだなんてことを言ってしまえば、目の前のベテラン刑事さんはきっと、もっと切れてしまうだろう。だから黙っていることしかできなかった……、だって認めるのは論外だし。
でも、黙っていることがおじさ――刑事さんを怒らせてしまっているらしい。
どうすればいいのだろう??
実感がありません、と言ってみる? いや、でもねえ……。
自然と体が動いて相手の眉間に銃口を押し付けていました――
入っていた弾数分(なぜ分かったんだろう?)引き金を引きました、と言ったら?
信じてもらえるのだろうか??