あらすじ

几帳面すぎるほどの記録癖を持つ語り手は、職務の一環として、日時と出来事を正確にメモし続けている。しかし、その姿勢を「取りすぎだ」と嘲る相手は、時計すら持たず、業務の管理をすべて他人に委ねる人物だった。  語り手は補助の立場として黙々と業務を肩代わりし、時に理不尽な指図や事実誤認の叱責を、公然と受け続ける。  上司へ報告しても状況は変わらず、企業にとって「必要なのは誰か」という現実だけが突きつけられる。  怒りを声に出さず、感情を切り詰め、ただ沈黙と記録を重ねる日々。その沈黙が意味を持つ時、語り手はある決断を下す。  次に置かれるのは……。

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カクヨム
カクヨム2025/12/29
  • 現在の作品「余白の声」第13話「沈黙に至るまで」