あらすじ
「お姉様、その『死神』との結婚、譲ってあげるわ。感謝してね?」
伯爵令嬢オルタンシアは、聖女と呼ばれる妹に婚約者を奪われ、代わりに「近づく者すべてを腐らせる」と恐れられるジークハルト公爵のもとへ生贄として嫁ぐことになった。
死を覚悟して屋敷へ向かったオルタンシアだったが、そこで待っていたのは、強力すぎる魔力ゆえに孤独に震える美しい青年だった。
そして、ある事実が発覚する。
「……痛く、ないのか? 俺に触れて」
なんとオルタンシアは、彼の致死性の魔力を無効化できる世界で唯一の存在だったのだ。
飢えた獣のように抱き締められ、溺愛される日々。一方、オルタンシアを捨てた元婚約者と妹は、彼女が屋敷を出たことで家業が傾き始め、焦って公爵家に押しかけてくるが――。
これは、虐げられた令嬢が最強の公爵に愛され、幸せを掴み取る逆転の物語。