あらすじ
2070年初頭。日本。
世界初の完全体感型アミューズメントパークが完成する。
超規模ゲームセンターと言って良いだろうそれは、オープン初日400万人もの動員数を記録した。
プラネタリウムでは、自身が広大な宇宙空間に浮び星々を見下ろすことができ、サーフィンやハングライダーなど環境そのものが必要なスポーツですら、風の流れや波の質量を感じられる。
野球などの球技に至っては、全世界の往年の選手たちと肩を並べてプレイすることも可能だ。
更には、体一つで他プレイヤーと競い合う対戦格闘ゲームも登場。
無論痛覚は遮断されているが、仰け反りやピヨリの発生はする為、衝撃が30%程度フィードバックされる設計から、軽度の脳震盪が起こることがあった。
打撃技や飛び道具の自由なセッティングと爽快なバトルが売りだったのだが、上記の理由から廃れてしまった。
他にもレースゲームや戦闘機を駆る戦略系ゲーム、挙げ句には巨大ロボットを操るゲーム等、様々なジャンルが好評を博した。
――そして、その技術が家庭用ゲーム機に応用されるまでになった2072年夏。
俺はこの年、一番熱い体験をすることになる。
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