あらすじ
音楽業界を目指して就職に失敗したタカヒロは、成功する周囲を羨む自分を惨めに思っていた。そんなとき、不思議なギターが飾られた小さな店を見つける。エキセントリックな店の男は、それを【銀弦のギター】と呼んだ。そのギターは「誰かの涙が宿るほど、最高の音を奏で出す」という。
昔は純粋に夢を追ったはずなのに、今は生きることが必死で哀しい。タカヒロは銀弦のギターを売ってほしいと店の男に頼むが――
夢を描く少年少女だった大人と、夢に疲れた大人への応援譚。
<登場人物>
・タカヒロ(コンビニで働く20代)
・カイト(タカヒロの同級生)
・店の男(路地裏の店の店員)
・老人女性(杖をつき毎朝歩く女性)