あらすじ
「君のような地味な女は、次期王妃にふさわしくない」
伯爵令嬢リリィは、婚約者の第二王子から婚約破棄を告げられた。彼が選んだのは、リリィが調合した『安眠茶』を自分の手柄だと偽る、派手好きな妹だった。
無実を訴えるも聞き入れられず、屋敷を追い出されたリリィ。途方に暮れる彼女の前に現れたのは、"氷の宰相"と恐れられるクラウス公爵だった。
「……いい匂いだ。君か? あの茶を淹れていたのは」
重度の不眠症に悩む彼にとって、リリィの茶と"撫でる手"だけが唯一の睡眠薬で!?
リリィが去った後、偽物の茶を飲んだ王子たちは不眠と悪夢に苛まれ崩壊。一方リリィは、公爵邸でフカフカの布団と甘いお菓子、そして「もう二度と離さない」という重すぎる愛を与えられ、幸せに微睡んでいく。