あらすじ
田辺藍(たなべ あい)は14歳。
雪が降る日に母親が亡くなり、以来母親の役目である家事をしてきた。雪が降る日、冬の白く煙っているような日にはいつも母親が亡くなった日のことを思い出し、哀しくなる。
父親が再婚したことにより、藍に新しい母親ができた。今までやっていた家事をする必要がなくなり、藍は居場所がないような気持ちになる。
藍の向かいの家には幼なじみで2歳年上の聡が住んでいる。小学生のときまで優等生だった聡は中学入学以来、恋愛ばかりにうつつを抜かしている。
新しい母親とのわだかまりが解けないまま、新たな変化が訪れ、藍の心のバランスは崩れて――。