あらすじ
平凡な登校日になるはずだった。
いつもと同じ道。いつもと同じ日常。
何も変わらない――はずだった。
だが、それは間違いだった。
一瞬で、すべてが崩れ去る。
家族は失われ、
街は血に染まった。
大樹は死ななかった。
――だが、かつての少年としての彼は、確かに死んだ。
その後に目を覚ました“何か”は、もう以前の彼ではない。
望みもしなかった力を、その身に宿し、
それは彼を生かす力となるのか、
それとも周囲すべてを破壊する災厄となるのか。
再び日常が戻り始めたかのように見えても、
平穏はあまりにも脆く、危うい。
運命は、本当に元の道へ戻るのだろうか。
これは、残酷な世界の中で生き延びようともがく少年・大樹が、
宿命と復讐の重みを背負いながら歩む物語である。