あらすじ
魔法が存在する世界。
七つの国には、それぞれ最強の魔法使い――七強が配置され、国を守っている。
その七人目、アッシュ・ペスギンは――
山奥でひっそり暮らす、内気でどんくさい少女だった。
彼女が国に現れてから、なぜか魔物や魔獣による大きな被害は激減。
人々は彼女をこう呼ぶ。
――「無名の魔法使い」。
けれどアッシュ自身は知っている。
自分の魔法は、決して“思い通り”にはならないことを。
守ろうとした瞬間、魔法は彼女の意識を追い越し、最悪の未来を“勝手に消してしまう”。
それは人を救う力でありながら、同時に彼女から「選んだ実感」を奪う呪いのような魔法だった。
そんなアッシュのもとに、破壊の七強・レオンハルトが突然現れる。
「魔法学園に潜入しろ」
内気な少女には無茶すぎる任務。
しかし、拒否権は――なかった。
魔法学園で出会う、才能ある生徒たち。
自分の意思で魔法を操る“普通”の魔法使い。
そして、行方不明になった七強の魔道具。
自分は何者なのか。
この力は、祝福なのか、呪いなのか。
仲間と共にーーー自分を見つけていく、物語。