あらすじ
ある日、男子大学生の俺は「一日三回まで、どんな天文学的確率でも現実にできる能力」を手に入れた。
軽い冗談のつもりで、その話を敬語で舐めた態度の後輩に打ち明けたのが間違いだった。
彼女は信じ、検証し、そして結論を出す。
——その力は、持ち主が自由であってはならない、と。
目を覚ますと、俺は施錠された部屋にいた。
彼女は丁寧な敬語のまま告げる。
「先輩、これは監禁ではありません。保護です」
奇跡を使うたびに歪む世界。
管理される能力者と、管理する後輩。
善意と合理が衝突する、監禁サスペンス。