あらすじ
小さな村で、妹のルミと慎ましくも穏やかな日々を送っていた。
毎日同じような会話をして、同じようなものを食べる。
そんな日々は、僕にとって確かに幸せだった。
ある日、山菜採りの最中にルミとともに崖から滑落し、
命を落とした――はずだった。
どうして、僕は生きているのだろう?
目を覚ましたとき、僕の葬儀はすでに終わっていた。
たった一人の家族を失い、
「不死者」として化物の烙印を押され、
村を追放された僕は、失意の中、あてのない旅に出る。
旅の果てで待つのは、
ルミの死の真相と、不死の身体を与えられた理由。
死に場所を探す旅は、やがて僕が生きるための旅へと変わっていく。