あらすじ
「リリアーナ、貴様のような魔力ゼロの無能は、次期王妃にふさわしくない! 婚約破棄だ!」 学園の卒業パーティーで、第二王子クレイスから婚約破棄を告げられた伯爵令嬢リリアーナ。 無実のいじめの罪を着せられ、周囲からは蔑みの視線。しかし、彼女は内心で歓喜していた。 「謹んでお受けいたします(これでやっと、この激務から解放される……!)」 実はリリアーナの能力は『魔力ゼロ』ではなく、他者の過剰な魔力や呪いを吸い取る『呪い喰らい』。 彼女は毎日、王子の未熟な魔力制御を陰から支え、暴走を防いでいただけだったのだ。 リリアーナが去った瞬間、王子の魔力は暴走を開始。会場がパニックに陥る中、彼女の手を取ったのは、国最強と謳われる『氷の宰相』グレン公爵だった。 「ずっと待っていた。私の呪いを解けるのは、君だけだ」 これは、虐げられていた令嬢が最強の公爵に溺愛され、捨てた側の王子が破滅していく、痛快逆転劇。