あらすじ
私立レガーメ学園の生徒である九野菊華は、所謂“不思議ちゃん”と言われるタイプの人間である。
九野菊華はクラスメイトから可愛がられる人間でもある。
そんな九野菊華は、学園一の目玉イベントであるプロムにも、食べ物目当てで参加していた。
プロムクイーン候補とされる冷泉ガラシャは、九野菊華の親友である。
冷泉ガラシャのペアである近衛文雪と共に、冷泉ガラシャはプロムを楽しんでいた。
「人気者は大変だな、こりゃ」
一口大の黒毛和牛ステーキを頬張り、ぽつりと呟く九野菊華。
プロムも中盤に差し掛かる頃、事件が起きた。
「ガラシャが居ない!」
近衛文雪の叫び声に、ざわめく生徒達。
学園には政治家の娘や大企業の御曹司がほとんどである為、あれだけ華やかな雰囲気だった会場は、一瞬で緊迫した空気に包まれる。
面倒事は極力避けたい九野菊華は、また美味しい料理を頬張る為、仕方無く事件解決へと重い腰を上げる。
果たして、犯人は誰なのか?
冷泉ガラシャはどこに消えたのか?
小さな違和感が、大きな謎を解く手がかりになる。
九野菊華は、また美味しい料理を頬張ることが出来るのか?
「生ハム、美味しかったなあ……」
……出来るの、か…?