あらすじ
神々は不死だった。
世界を支配し、運命を定め、戦争さえも“遊戯”として繰り返していた。
だが――
神を殺すためだけに創られた存在が、ついに目覚める。
その名は、闘神(とうしん)アレス=ヴァルグ。
慈悲も、信仰も、迷いもない。
彼に与えられた使命はただ一つ――
すべての神を殲滅すること。
天界《アストラル・ドーム》に降臨した闘神は、
雷神ゼル=オーンを皮切りに、
炎神・海神・時神といった上位神格を次々と撃破していく。
神々は連合を組み、
時間停止、天海圧殺、太陽投擲といった
“世界そのものを武器にする戦法”で対抗するが、
闘神はそれすら力でねじ伏せていく。
戦いが激化するにつれ、
天界は崩壊し、神々の死骸は大地と海と空へと堕ちていく。
世界は、神の遺体で形作られていくのだった。
やがて闘神は、
すべてを見下ろす最上位存在――観測神アルケーと対峙する。
「神を滅ぼせば、世界も終わる」
そう告げられても、闘神は剣を下ろさない。
神が存在する限り、争いは終わらない。
最終決戦の果て、
闘神は観測神を討ち取り、
神の時代そのものに終止符を打つ。
使命を果たした闘神は、
存在理由を失い、自らも消滅する。
神なき世界に残されたのは、
自由と、そして――戦いを選ぶ意思を持った人間たち。
『ゴッドウォー ―神々の闘神―』は、
神を殺すことで世界を救おうとした“最強の兵器”の、
孤独な戦争の記録である。