あらすじ
僕は三十九歳の独身だ。
結婚相談所に登録してから、二十年が経つ。
今まで沢山の人に会ってきたが、交際に至ったケースは一度もない。
いつも、金だけ取られて去っていく。
連戦連敗の僕を見て、相談所の職員からミツグ君とあだな名を付けられていた。
親は孫が見たいと言っていた。仕方なく孫の手を送ってやったら、血が出るまで掻いてやろうか、と脅された。まったく冗談のわからない人だ。
僕は幸せになりたいだけなのに、なにがいけないのだろうか?
少子高齢化が社会問題となっている現代日本。
中年の婚活の悲哀を写実的に描いた作品。