あらすじ
前作 パクラー~すりかえられない~の裏話です。
https://kakuyomu.jp/works/822139842001689697
主要人物(スピンオフ内での役割集中)
永沢綾:加害の自覚が薄い“被害者”ロール依存。改悪常習。虚言癖(名誉毀損級の噂を創作)。
大橋恭子:地元同人大手。綾の“保護者/編集者”ロールに依存。結果、共犯化。
赤松茉莉:標的。黙って書く。作品・履歴・受賞実績を積み上げる。
赤松弘樹:裏方。証拠収集、ログ保全、被害抑止の動線を敷く。
あらすじ(約400字)
中学のアニメサークル雑談から始まった誤解は、やがて“私のネタを盗られた”という綾の物語へ肥大化する。地元の同人大手・恭子はそれを真に受け、綾を「守る編集者」として支えるうち、茉莉の原稿へ“善意の改稿”を繰り返す快感に溺れていく。二人はイベントやSNSの舞台裏で、茉莉の人格と作品を削る噂を流し、居場所を狭める。茉莉は否定も反論も最小限にし、PCのタイムスタンプ、版履歴、受賞までのやり取り――“途中の証拠”をただ積む。兄・弘樹は静かにログを束ね、虚偽と改ざんの痕跡を拾い上げる。やがて大手賞の受賞で茉莉は表に戻るが、綾と恭子は「私たちの正しさ」を補強するため、より過激な物語へ依存していく。最後に、改ざん履歴の可視化と虚言の照合が二人の“正義”を崩し始め、綾は初めて鏡を見る――そこで幕が落ちる。