あらすじ

道に落ちている軍手を、指定された場所に置くだけの仕事がある。 主人公は店舗も名前も持たない便利屋として、その依頼を淡々とこなしていた。 軍手は新品で、片方だけ。 拾われても構わないが、素手で触れてはいけない――それが唯一の条件だった。 仕事を続けるうち、主人公は気づき始める。 軍手を置いた場所の近くで、説明のつかない出来事が起きていることに。 そしてそれらは、どれも短時間で終わり、なかったことのように日常へ戻っていく。 依頼主は多くを語らない。 ただ「溜まりすぎると、危ないらしい」とだけ告げる。 軍手を置く理由。 回収してはいけない理由。 その仕事が、なぜ続けられているのか。 主人公は今日も、意味を持たない場所に軍手を置く。

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カクヨム
カクヨム2025/12/27
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