あらすじ
名もなき下級妖怪――
影に溶けるだけの、価値も力もない雑妖「影縫」。
戦えば死に、逃げ続けるしかない存在だった彼は、
ただ一つだけ異常な力を持っていた。
それは、
妖怪を 討伐・説得・条件達成 によって“契約”し、
己の影に縫い留め、式神として従える異能。
誰もいない荒れ地で、独り生き延びた影縫は誓う。
――ここを、自分の国にすると。
鬼、狐、付喪神。
集う妖怪が増えるたび、影は広がり、
やがてそれは「村」となり、「国」となる。
これは、
最弱の妖怪が、
妖怪を縫い、束ね、
一つの国を成すまでの、和風ファンタジー戦記。