あらすじ
地方の小さな映像制作スタジオで働くディレクター――藤原悠真。
夢も野心もなく、ただ毎月きちんと給料が出ればそれでいい。
どこにでもいる、ごく平凡な社会人だった。
そんな彼はある日、地方アイドルのグルメロケの仕事で、
グループのセンターを務める少女・ミクと出会う。
明るくて少し天然な地方アイドル。
しかし彼女の正体は、生きるために「エネルギー」を吸収しなければならない――サキュバスだった。
成り行きのまま、悠真は彼女と「同居契約」を結ぶことになる。
内容は至ってシンプル。
彼女はエネルギーを得る。
彼の日常は、これまで通り続いていく。
……本来なら、それだけのはずだった。
しかし悠真は知らなかった。
この契約が、単なる個人的な取り決めではないことを。
それは魔界と精霊国の均衡を揺るがす「鍵」であり、
彼自身もまた、人間界・魔界・精霊国を巻き込む争いの渦中へと引き込まれていくことを。
地方アイドル×サキュバス×同居生活×映像ディレクター。
壊れかけの田舎の食堂から始まった物語は、
彼の“平凡だったはずの人生”を、確実に変えていく――。
これは、
サキュバスのアイドルと同居することになった普通のディレクターが、
恋愛と仕事、そして異世界の狭間で翻弄される物語である。