あらすじ
「レア・シルヴェスター! 性格の捻じ曲がった貴様との婚約は破棄する!」
学園の卒業パーティーで、王太子カイルから婚約破棄を突きつけられた公爵令嬢レア。
彼女は「氷の悪女」と恐れられていた。鋭い眼光、一切笑わない口元、近づく者を拒絶する冷たいオーラ。
しかし、真実は違った。
(ひぃぃぃ! 殿下、顔が近いです怖いです! ていうか後ろに控えてるジークフリート様が今日も今日とて麗しすぎて直視できない! あああ、死ぬ! 尊さで死ぬ!)
――彼女はただの、極度のあがり症&隠れ推し活オタクだったのだ!
無実の罪を着せられ、緊張で言葉が出ずに絶体絶命のレア。
しかし、その場にいた「冷徹宰相」こと王弟ジークフリートだけは、魔道具の力で彼女の心の声を全て聞いていた。
「……ふっ。(なんて騒がしくて可愛い生き物だ)」
これは、誤解されまくった不器用な令嬢が、心を読める冷徹公爵にその内面を暴かれ、徹底的に溺愛される逆転劇。