あらすじ
明治時代。瑠璃蝶家という屋敷には雪という少女とハルという少年がいた。
瑠璃蝶家の人間は神の血が流れている。
その特徴は、花のような瞳の色。
雪は黒百合のような瞳の色となかなか皆の役に立てない事からいじめられていた。
雪は、命を絶とうと屋敷の屋上に立っていた。
屋敷の人と屋敷に軟禁されている状況に疲れ、血縁者同士で子供をつくる決まりが嫌だったからだ。そこにハルが現れた。
雪に生きがいを作ろうと、親友になったハルは雪の状況を変えるため屋敷からの脱出を協力する事になる。
雪は翌日嫌いな両親へ朝の挨拶をしに行くと、両親は何者かに殺されていた。
屋敷の当主の女性、桜は雪を犯人に決めつけ牢に閉じ込めてしまう。
ふたりの命を奪った罪として毒を飲まされそうになるが、本当の犯人が自首をし、なんとか助かる。屋敷を脱出するために、まずは当主に屋敷から出たいと直談判することになるが、屋敷の外に出ると神の血を狙う者に命を奪われると言われ却下されてしまう。次に、睡眠薬を作ってもらい、それを使って見張りの目を盗み脱出する寸前まで来たが、当主に見つかってしまう。
そこで雪は当主を自分たちを解放してくれと説得した。雪の訴えが届き、屋敷から出られるだけでなく、屋敷を解体することになり、屋敷の者全員が解散する事となる。
共に明かされたのは神の血が流れているのは嘘で、特殊な目の色は瑠璃蝶家の人間の体質だった事。屋敷の一部の者達以外は軟禁状態だったのは、血縁者同士で子供を産んでいるのを隠しているからだった。
荷造りをする雪。ハルの荷造りを手伝おうと部屋に向かうが見つからず、近くに居た少年に訊けばその少年はハルの事が見えていない様だった。当主に家系図を見せてもらってもハルの名は見つからなかった。
当主によればハルは、雪が創った空想の友達だった。真実を知った雪は落ち込みながらも前を向き、ハルと共に屋敷を出て新たな門出を迎えた。