あらすじ
「群れるのが嫌いだ。媚びるのも、守られるのも虫酸が走る」
拳一つで裏社会を震え上がらせた「一匹狼」のヤンキー・赤城 龍平(あかぎ りゅうへい)。 喧嘩に明け暮れる日々を過ごしていた彼はある日、ビルから転落しそうな一匹の子猫を助け、身代わりとなって命を落としてしまう。
だが、目を覚ました彼を待っていたのは、見たこともない巨大な魔獣が跋扈する異世界だった。
異世界転生——。 そんな「お花畑」な状況に戸惑うこともなく、龍平は現れた怪物に迷わず拳を叩き込む。
《ユニークスキル『タイマン特化:不退転』が発動しました》
それは、一対一の状況であれば神ですら凌駕する規格外の力。 魔法も知らない、剣術も持たない。 ただ、磨き抜かれた「拳」と折れない「根性」だけで、龍平は王国の腐敗した騎士道や、絶望の象徴である災龍を次々と粉砕していく。
本人はただ、静かに暮らしたいだけ。 だが、その圧倒的な威圧感(メンチ)と不器用な優しさが、周囲に最大の「勘違い」を巻き起こしていく——。
「いいか、道あけろ。……轢き殺されてぇのか?」
これは、異世界に迷い込んだ最凶の不良が、己の流儀(ルール)を貫き通す物語。