あらすじ
大正十二年。十六歳の咲恵は、家を救うための「身代わり」として、十二歳年上のエリート警部補・鳴海誠一のもとへ嫁ぐことに。
ピアノも学校も諦め、涙を堪えて始まった新婚生活。 ところが、慣れない料理で大失敗した咲恵を待っていたのは、叱責ではなく、旦那さまが作ってくれた一杯の温かな「卵ミルクスープ」でした。
銀幕のスターのような夫と、健気な幼い妻。 政略結婚から始まる二人の恋は、雨音とスープの香りに包まれ、ゆっくりと溶け出してゆく――。 年の差十二歳。不器用な二人が綴る、心温まる大正純愛ストーリー。