あらすじ
好意を向けられると、自分だけでなく相手の運まで悪くしてしまう体質を持つ少女・澄香。
彼女はそのせいで、誰かに深入りされることを避け、常に他人との距離を保って生きてきた。
そんな澄香のそばには、いつも明るく、距離感ゼロで接してくる少女・依乃がいる。
友達として好いてくれるだけ——澄香はそう思っている。
だから多少の不運が起きても、それは偶然で気にするほどのことではないのだと。
けれど依乃は、澄香を好きでいないと精神を保てない体質だった。
澄香の隣にいることで安心し、触れることで自分を保ち、それでも澄香が距離を取ろうとするたびに、少しずつ心が削れていく。
これは、誰も悪意を持たない。
誰も間違ったことをしていないつもりのまま、好意だけが噛み合わずに壊れていく。
少し明るくて、とっても曇る百合ラブコメ。