あらすじ
「分かったんだよ、魔王……なぜ我らが人間に勝てなかったのか」
魔王の右腕として魔人族を率いていた【魔界宰相】――しかし、強大な勇者たちが持つ圧倒的な力を前に魔王城は陥落寸前まで追い詰められた。やがて勇者の力を恐れた魔王は、自らが生き延びるために戦い続ける宰相たちもろとも魔王城を爆破してしまう。
次に目覚めると、魔界宰相は人間界にある貴族のアズリート家長男・ライアンとして生を受けていた。なぜか人間に転生してまった宰相ことライアンはこれをいい機会とばかりに人間たちの情報を集め、魔王軍再興を目指して動き出す――が、彼の考えは家族の温もりや人々との交流を経て「打倒人間のため魔王軍を再興させる」から「自分と同胞たちを裏切って死なせておきながらのうのうと再び人間界へ進軍を開始しようとする悪辣な魔王を討伐して大切な人たちを守る」ことへと変わっていく。
前世である魔人族としての名残で人間としては極めて稀な闇属性持ちであることも発覚したライアンは、大切な家族や仲間たちを守るため、打倒魔王を掲げて今日も修行に勤しむ!