あらすじ
現場百回をモットーとし、現場でなければ感じ取れない情報があると豪語する中年刑事の里中は、仮想現実で捜査を推奨するパートナーロボットのマリと衝突していた。現実VS仮想現実の意見の食い違いは一見水と油の関係であるが、お互いに長い年月を付き添ったよき相棒である。
ある日、カラスの首なし死体が大量に発見され捜査を行うとかつてのバンド仲間であり、オーダーメイドのロボットを制作することで急成長を遂げたフォレストファクトリー経営者である、森の存在につながる。
森は娘の結衣とともに「マリーの部屋」呼ばれる実験を行い、「色覚知覚システム」の制作を行っているのであった。森は初めは家族のためにと始めた事業であったが、業績の悪化により次第に追い込まれ妻のおなかの中にいる子供を実験体として色がない地下の実験室に閉じ込めるシステムの完成に利用し、その子を「マリー」と名付けた。
実験室に幽閉された少女・マリーはギターを奏でながら計画の終演が迫っていることを感じていた。
そして色を見たことのない一人と一体の「マリ」が出会うとき二人は初めて色を見る