あらすじ

※本作は、かつて“世界を凍らせた愛”を描いた物語と同一世界観の短編です。 永遠の冬に沈んだヴォルフラム帝国。 若き宰相シグムントは、皇帝ヴェルトの“愛妻最優先”が生む無茶な予算と凍る執務室に追われ、冷徹な仮面の裏で限界寸前だった。 そんな彼に突撃してくるのは、三歳の皇女ヴィティ―― 抱っこをせがむ小さな暴君であり、凍てつく城に咲いた奇跡の花。 さらに現れたのは、ヴィティ付き護衛騎士アストリッド。 剣の手で皇女を守りながら、宰相の疲弊にも不器用に手を伸ばす“真実”の人だ。 雪だるま作りの束の間、触れた指先に走る熱。 幼い一言が、二人の距離を乱暴に名付けてしまう―― 「しぐもんと、あしゅとりっど、と、けっこん」 終わらない冬の中で、溶けないものは雪だるまか。 それとも、宰相の胸に灯る小さな春か。

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小説を読もう2026/01/06
  • 現在の作品雪だるまが溶けない宰相の冬