あらすじ

裏社会の掃除屋・カイ(21)は、致命的に壊れている。  彼には「感情」がない。笑うことも、泣くことも、誰かを愛することもできない。  ある「過去の罪」と引き換えに、心臓が凍りついてしまったからだ。  そんな彼が従えるのは、二人の美しい怪物。  首輪を外さないと制御できない「災害級の妹」。  血と共に愛を吸わないと動けない「人間兵器の相棒」。  彼女たちを動かす燃料はただ一つ、純粋で熱烈な「愛」のみ。  だからカイは、脳内物質を操作して「偽物の愛」を作り出し、彼女たちの耳元で甘く囁く。 「愛してるよ。俺のすべてをお前にやる」  それは、世界で一番甘い嘘。  戦闘が終われば、副作用の『虚無』が彼を襲う。  熱に浮かされ抱きついてくる彼女たちを、彼は氷のような瞳で見下ろすのだ。 「……悪いが、離れてくれ。反吐が出る」  これは、嘘で塗り固められた愛で戦う、欠陥だらけの家族の物語。

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カクヨム
カクヨム2026/01/06
  • 現在の作品妹は首輪付き、相棒は吸血鬼。――俺の「愛してる」は、すべて嘘でできている。