あらすじ
秘湯を求めて酷道を走行中、事故に遭った主人公は、悪天候の山中を彷徨うことになる。
低下していく体温、尽きかける意識。
まさに命の蝋燭が消えかけたその時――少女の悲痛な叫びと共に、世界は歪んだ。
気がつけば主人公は、魔族の男を踏み潰し、その姿を目撃したハイエルフ達から、救世主誕生の瞬間として認識されてしまう。
だが、当の本人が状況を理解するより早く、終焉の使徒を彷彿とさせる存在が現れ、戦場は一瞬にして地獄と化す。
混乱の最中、主人公は姿を消す。
――秘湯に入りたいだけの男は、こうして異世界の運命に巻き込まれていく。