あらすじ
十三歳で授かった職業は、誰も見たことのない『エル・コンダクター』。 唯一のスキルは、ごく少量の荷物を運ぶだけの『空間収納』。
才能なき少年・カノンは、他人とは違い全くレベルが上がらない。仲間はあっという間にか強くなっていく。もう僕は役に立てないと自らパーティを去り、いつしか十の冒険を重ねていた。
「僕の限界は、いつもこのあたりなんだ」
ある時彼は、いつもは通り過ぎる部屋が気になった。古代の文字に囲まれたその部屋は、彼の職業を管理する唯一のシステムだった。
これは、自分の役割を知らない少年が、無自覚な指揮(リード)とともに、『世界の深淵』を暴いていく物語。 全四話で綴られる、優しくも圧倒的な覚醒の記録。