あらすじ
【その「正義」、課税対象です。――払えない?じゃあ死ぬまで働け!】
魔王が倒され、世界に平和が戻った。王都は凱旋パレードに沸き立ち、勇者、聖女、賢者は英雄として称えられた。
だが、王城の地下深くに、その尻拭いで人生を狂わされた男がいた。
王都復興局・特殊対策室長、クラウス(32歳・社畜)。彼は知っていた。この3バカ英雄たちが、世界を救うついでに何をしでかしたかを。
「戸籍謄本にサインをするな!」
「聖女が死者を蘇らせて感動の再会?やめろバカ『戸籍法違反』だ!年金システムが破綻するだろうが!」
「水不足解消のためにゲリラ豪雨?加減を知れ『河川法違反』だ!王都がクソまみれだボケジジイ!」
被害総額、締めて500億ゴールド。謝罪も反省もなく、のうのうと祝杯を上げる英雄たちに対し、ついにクラウスの血管がブチ切れる。
「――魔王のほうがまだマシだったわ!全員まとめて、法律という名の断頭台へ送ってやる!」
これは、剣と魔法の世界を「法律」と「請求書」で殴りつける、一人の役人の残業の物語。
最後には情け容赦ない「緊急行政代執行(ざまぁ)」が、待っている!