あらすじ
山の奥や川のそば、
庭のフキの下。
日本各地に伝わる妖怪たちは、
もしかしたら今も、
ひっそりと暮らしているのかもしれません。
怖い姿のままなのに、
なぜか困った顔をしていたり、
人間の決まりごとに振り回されたり。
本書は、日本の妖怪や伝承をもとに、
そんな「こわいはずなのに、ちょっと笑える」
妖怪たちの日常を描いた
一話完結のショートストーリー集です。
落語のような会話のやりとり、
マンガのような間とズレ、
そして最後にくすっとできるオチ。
むずかしい言葉や、
こわすぎる話は出てきません。
声に出して笑っても、
ひとりでそっと読んでも大丈夫。
読み終わったあと、
自分のまわりを少しだけ見渡したくなる。
もしかしたら、
あなたの近くにも――
妖怪は、今日も静かに暮らしているのかもしれません。