あらすじ

偏差値至上主義の公立高校。 進学実績にならない生徒を集めた進路指導室――通称「第3進路室」。 その担当を任された教師・桐生静は、 「現実は厳しい。だから道を増やす」を信条に、 成績表に載らない才能だけを武器に、生徒の未来を切り開こうとする。 遅刻魔。落書き常習犯。声が出ない子。 補欠のまま部活を辞められない生徒。 動画配信に賭ける少年。家計を支える少女。 そして、成績優秀なのに壊れかけている優等生――。 毎話一人の生徒に焦点を当て、 「才能を見つける」だけで終わらず、 それを“現実の進路”にどう接続するかまで描く連作短編。 だが学校は「数字にならない努力」を評価しない。 進学実績を最優先する教頭との対立、 家庭の事情、期限付きの卒業、救えない現実。 ――全員は救えない。 それでも、誰かが自分を肯定できる道は残せる。 これは奇跡の物語ではない。 魔法のような逆転も、感動の押し売りもない。 あるのは、選択の痛みと、実務的な一歩だけ。 「成績が悪い=価値がない」 その常識を、静かに、しかし確実に壊していく 現代・教育ヒューマンドラマ。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/01/05
  • 現在の作品成績表に書けない才能