あらすじ
蛇のあやかしのヒサメは、昔のトラウマからあやかし達の郷«まほろば»を離れ人間世界の山里でひっそりと暮らしていた。
仲間と離れて暮らすのは些か寂しくはあるが、気が弱いヒサメに安寧の日々を送らせてくれた。
毎日川辺りの岩の上でぼーっとのんびりひなたぼっこし、冬になれば岩窟の奥で蛇の姿でとぐろを巻いて冬眠し、そしてまた春になれば目を覚ます。
そんな日々を何十年も繰り返してきたある時、思い掛けない訪問者がヒサメの前に現れた。
それはかつてのヒサメのトラウマの原因、鬼のスサであった。
いきなり押し掛けてきてスサは言った、「俺の花嫁を連れ帰るまで厄介になるぞ」と…ひどく横暴で、無神経なことを─────
«俺様横暴鬼×気弱蛇»