あらすじ
ナインアーク大陸。
五人一組で参加資格を得るが、戦うのはあくまで個人――
世界の頂点を決め、勝者に「願い」を与える祭典
《光暦大聖典》。
王都ローズ第二王子として生まれたウィリアムは、
幼い頃から「王としての未来」を約束されていた。
だが彼は、
玉座よりも、
秩序よりも、
強さそのものを求めてしまった。
王の道を拒み、都を離れ、外の世界へ。
そこで出会ったのは、
合理を重んじる氷属性の商人・エドワード、
世界を記録しようとする暴風の少女・アイリス、
冷静沈着な観測者・クラリス、
そして――極属性を持つ謎の男・セドリック。
彼らと共に戦い、鍛え、命を賭した実戦を重ねる中で、
ウィリアムの炎は変質していく。
やがて訪れる覚醒。
それは英雄の光ではなく、
すべてを焼き尽くす「獄炎」だった。
これは、
王にならなかった男が、
世界最強を目指すまでの物語。
そして後に、
新都ローズを建国し、
白いパネルの時代を間接的に切り開いた
獄炎の魔導師ウィリアムの前史である。