あらすじ

自分の人生を振り返ると必ず思うことがある。俺の人生は、初めから終わっていたのだと。今から16年前、この世に人間として生を受けた俺は、産まれてすぐ両親に捨てられ、天使に拾われた。始まったのは英才教育。軍人も怖じ気づくような過酷な日々を送っていると、気づけば俺は金属バットで殴られても平気でいられる程の頑丈な肉体を手に入れていた。そしてその代償として、送るはずだった普通の人間らしい青春はいつの間にか泡沫となって消えていた。異常とも言えるような生活を送っていたせいで、人格が歪んでしまったのだ。俺の周りに残ったのは、平然と犯罪を犯すような頭のおかしい連中ばかり。一応言っておくが、友達ではない。それだけは信じてほしい。 「初めまして優さん!」 というわけで、そんな友達のいない灰色の青春を送っている俺の目の前に、ある日突然クソガキみたいな見た目の天使が舞い降りた。なんでも天使曰く、 「あなたを立派な天使にするため天界より降りてまいりました天童美花と申します! よろしくお願いします!」 とのことらしい。やれやれ、ようやく母さんが天界に旅立ってくれたかと思えば、今度はその教え子が仕事として俺の教育をすることになるとは……。本当に、マジで勘弁してほしい。 これは──俺が頭のおかしい天使達と送る、楽しくも地獄のような日々を綴った物語である。

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小説を読もう2017/09/29
  • 現在の作品天使の仕事ほど嫌なものはない