あらすじ
魔法学院の入学鑑定で、俺は魔力量1と診断された。
最低値。落ちこぼれ。雑用係確定。
――ただし、鑑定は正しかった。
魔力が少ないだけで、
無駄なく、壊さず、流れとして使っていただけだった。
古すぎる鑑定基準。
数値だけで人を評価する学院と魔法協会。
事故を繰り返し、それでも数字を信じ続ける世界。
やがて俺は
「測定不能」「管理外」「排除対象」に指定される。
それでも、魔法はちゃんと動く。
数字がなくても、世界は直せる。
これは、
魔力量1の落ちこぼれが、
評価制度そのものを壊してしまう話。
鑑定は正しい。
――間違っているのは、世界のほうだった。