あらすじ
王都の外れに、ひっそり佇む小さなカフェ――アルカナ茶房。
店主の私は、前世から持ち込んだ『タロットカード』を使い、訪れた人々の悩みにそっと光を灯す占い師だ。
この世界にはタロットが存在しない。だから、私のカードは“魔法”として受け取られる。
恋の迷い、家族の悩み、未来の選択。
一枚のカードが、誰かの明日を変えることだってある。
ある日、噂を聞いて訪れた近衛騎士の青年の恋の悩みを占ったことで――
私の静かな日常は、少しずつ“運命”の輪につながり始める。
『塔』が告げる小さな崩れの予兆。
それは、新しい出会いと、物語の始まりだった。