あらすじ
人族と魔族の境界に引かれた結界〈デッドライン〉。
それは女神の力によって作られ、人族を守るための“線”だった。
第三騎士団に所属するレインは、その結界を見守る役目を担っている。
彼女の傍には、第一王子セラがいる。
混血として疎まれながらも、静かにレインを支え続ける存在だった。
ある日、王命により西の砦に拠点を移すことになる。
それをきっかけに、デッドラインの裏側に隠された真実が、少しずつ明らかになり始める。
人族の都合のために積み重ねられてきた罪。
魔族との対立。
そして、守るはずだった“線”の、歪んだ役割。
真実を知ったレインは、人族の思惑が仕掛けた卑劣な罠により、命を落としかける。
天秤は、傾く。
世界を守るために、世界を裁く。
これは、世界を終わらせた勇者と、残された世界を生きる者の物語。
きっと、天秤が傾いたあとも、世界は続いていくのだから。
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テンプレから始まる切ない世界の物語。