あらすじ

送迎バスのない幼稚園。 朝は地獄のような混乱、泣き叫ぶ園児、疲れ切った保育士たち。 新しく採用された主人公は、慣れない環境に追われながらも、どこかこの園に漂う“異質さ”に気づき始める。 なぜこの園にはバスがないのか。 なぜ同僚たちは、あの事故の話題になると急に口を閉ざすのか。 そして―—園庭の奥に広がる雑木林から漂う、生臭い甘い匂い。 裏手で見つけた古い供養塔。 図書館で知った、昭和の“生き埋め事件”。 さらに、数年前にこの土地で起きた火事と、引き取り手のなかった夫婦の遺体。 点と点がつながるたび、何かがざわりと蠢き始める。 そんな中、ただ一人手のかからない園児・Aくんだけが、 主人公が叱るたび、まばたきもせずにこちらを見つめていた。 夏休み前、園を辞めることを決めた主人公。 ようやくこの場所から離れられる…はずだった。

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カクヨム
カクヨム2026/01/04
  • 現在の作品雨籠—あまごもり―